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Intel 40GB SSD X25-V SSDSA2M040G2GC

劇的ビフォーアフターのようだ。

おととい、時間が空いたので、AcerネットブックAOA150-BbをHDDからSSD
交換する作業を行った。
それと同時に、Windows8の再インストールを実施した。


時は5月の中盤にさかのぼる。
メモリ増設をして、結構高速化されたのは今でも実感している。
でも、HDDにアクセスすると、途端に遅くなってしまう。
これでは、メモリ増設の恩恵が半減している。
そう思って、
SSDを購入することを決断。

あまりコストをかけるメリットが感じなかったので、インテルの安い
やつをヤフオクで探すことに。それで落としたのが、これ。

Intel 40GB SSD X25-V SSDSA2M040G2GC 総額で3,988円。

HDDの使用量が20GBにも満たないので、移植はすぐに完了する(2時間ぐらい)
と推測。

5月27日に届いて、早速交換して移植しようとしたが、その日は仕事があって断念。
明日、明日と言っている間に、6月、7月とスケジュール帳が真っ黒に埋まるほど
忙しくなり、時間が取れず。

7月20日
2~3時間空いたので、移植しようとして久々に起動。
しかし、ここにも罠は潜んでいた。
突然、
Ntfs.sysが原因のブルースクリーンを出して再起動されてしまう現象
が起きた。

ぐぬぬ・・・」それしか思い浮かばなかった。

このまま移植するとSSDでこの問題が出ることになる。それは困る。
結局、移植は断念することに。しかしそれでは3時間どころか、WindowsUpdate
も入れれば5~6時間がかかってしまう。作業は断念。
たぶん、WindowsUpdateの失敗などが原因だと思われる。

Ntfs.sysについて>
NT File Systemの略。Windows2000以降の、NT系OSで用いられているファイル
システムのこと。ファイル構造とか管理システムとかを司る重要なシステム
ファイル。大体、このエラーはNTFSが壊れているわけではなく、MFT
(Master File Table)と呼ばれるどこにどのような名前のファイルがあるかを記録
した特殊な領域のデータが破損しているときに発生するようです。
MFTはミラーがあるので、それを大本にコピーする方法でも直すことはできる。
でも、このエラーはコマンドプロンプト(管理者権限で実行)で、 chkdsk c: /f /r 
と打って次回起動時にチェックディスクをスケジュールさせて再起動させれば、
ほとんど直るエラー
でもある。


そして7月26日、SSDに換装し、Windows8をインストールした。
以下は、工程を説明していく。
今回は空のSSDにインストールすることになるが、そうすると、Windows8のアップ
グレード版しか持っていない私は、WindowsXPに戻す→Windows8にという
時間ばかりかかる無駄な処理をやらなければならないことになってしまう。

それは嫌だなーと思って、いろいろ検索していると、Windows」というフォルダを
あらかじめSSDに作っておけば、アップデートできるという情報を入手。

なんかライセンス的に大丈夫なのかと思ったけど、アップデート版のOSを利用
する条件は、元のOSのライセンスがあること、元のOSとの同時利用はしない
という2つの条件
なので、これはクリアできるので、白だと判断。

ということで、メインマシンにSSDをつなぎ、パーティションNTFS形式で
フォーマット。
40GBでSSDなので、やたら早い。
そして、SSD直下に、「Windows」というフォルダを作成。(大文字小文字に注意)
SSDを取り外し、換装へ。

分解。といっても、メモリ増設のときに一度分解しているし、
このPCの分解は多くの方がやっていらっしゃるので、割愛する。

M/Bがお目見え。

取り外して、裏返す。

HDDを取り出して、

M/Bはこんな感じに。

どうやらHDDは粘着質のテープらしきものの上に設置されていたようだ。

そして、SSDに換装。


接続し、ねじで留めて、本体に戻す。

SSDが微妙に見える設計ww

元に戻して、Windows8のインストールディスクをDVDドライブ(外付け)
に入れて起動。

すると、画面に、
 error unknown file system.
  grub rescue>
と表示され、停止。
ちょっと待て、なんでUbuntuで出てくるブートローダエラーがここに表示されるんだ?
普通だったら、Operating System Not Foundとか、Invalid System Diskとか
で停止するはず。
てか、そもそも、DVDドライブ動いてないし。

原因は、たぶん、Ntfs.sysなどのシステムファイルがないのに、「Windows」って
フォルダがあるので、BIOSファイルシステムを理解できずにいたこと、
BIOSでの起動順序がSSD→DVDドライブになっていたこと
が挙げられるだろう。

起動順序をDVDドライブ→SSDにして、再起動。
今度はちゃんと読みこんだ。
Windows8をインストール。インストール方式は、カスタムを選択。
SSDをフォーマットせずに、そのままインストールを実行。
(すいません、写真撮り忘れました)

インストールは30分もかからずに完了。やっぱりSSDだけはある。
ここからは、当たっていないドライバのインストールに入ることに。
バイスマネージャーを見ると、認識されていないのは、4つ。

ビデオコントローラー、基本システムデバイス、不明なデバイス×2。

「・・・」

基本システムデバイスと不明なデバイスってなんだ。アバウトすぎるだろ・・・
前にWindows8にアップグレードした経験からして、当たっていないのは、
メモリーカードリーダーのドライバだろうと推測。早速AcerのHPへ。
XPのドライバしかないけど、当たるかもと思ってダウンロードしてインストール。
まあ、当たりませんね。写真のように、プラットフォームが違うというエラーで
インストールできません。
ちょっと考えて、SDカードが使えれば問題ないと思ったので、左右のスロットに
それぞれ差してみて動作するかを検証することに。
結果は、どっちもちゃんと認識できるという驚きの結果に。
あれ、ドライバ要らないじゃん。
ということで、ビデオドライバだけインストール(XP用でもOKだった)して、
解像度の問題を解決。

不要アプリの削除、ハイバネーション(休止状態)の無効化、Classic Shellの
インストールと設定とかをやっているうちに、アクションセンターから通達が。

どうやら、さっき当たらなかったメモリーカードリーダーのドライバが見つかった
そうです。早速ダウンロードして、インストール。

インストールは1分もかからずに完了。

何でかは知らないけど、これをインストールしたらデバイスマネージャーから
認識されていないデバイスが全部なくなって、全部認識できている状態になりました。

さて、WindowsUpdateも終わり、安定してきたので、ベンチマークに入ろうと思う。
今回は、HDDからSSDへの交換なので、総合ベンチマークと、ディスクマークを
行っていく。
総合ベンチマークには、CrystalMark2004R3(最新版)
ディスクマークには、CrystalDiskMark(最新版) をそれぞれ用いる。

まず、換装前(Before)のHDDの結果。
CrystalMark
   ALU    5,332
   FPU    4,060
   MEM    4,439
   HDD    5,569
   GDI       966
   D2D      548
   OGL      193
 合計 21,137

CrystalDiskMark


続いて、換装後(After) SSD
CrystalMark
  ALU  5,287
  FPU  4,256
  MEM  4,376
  HDD  16,086
  GDI    937
  D2D   564
  OGL   202
 合計  31,708

CrystalDiskMark


このような結果に。
やっぱりSSDって速い。同じPCとは思えないくらい動きがいい。
Sequential Readでも、3倍のスピード。めっちゃ凄い。

CrystalMarkの結果を並べてみると、こんな感じに。

HDDの3倍のベンチマーク をつけているっていうか、SSDだけ値が5ケタ
っていうのが凄さを表していますねww

そして、一番驚いたのが、起動時間
HDDのときにスタートスクリーンまで行くのに60秒かかっていたのに、
SSDにしたら27秒でいけるように。
劇的に性能向上しています。

バッテリの持ちも、HDDのときに2時間弱だったのが、SSDにして、2時間30分
にまで伸びる結果に。


ネットブックでも、他のパーツを向上させることによって、かなり使いやすく
なるってことを思い知らされましたね。
調整が終わって、今はこんな感じで動いています。


ネットブックWindows8にしている方は、メモリ増設+SSDへ換装で、
劇的に生まれ変わります。
分解はちょっと面倒ですが、やってみる価値はありますよ