ライトブログ

どれかキーを押すと,続行します.

Dell Latitude E6400

8月18日(日)。 その日の教習所の日程が終わった後、私は教習所の部屋で PCに関する問題をどうやって解決するかを考えていた。 その問題とは、AOA150-Bbと、SH67H3のことだ。

まず、AcerAOA150-Bbネットブックということもあって、性能には かなり問題があった。ここまで、Windows8をインストールし、Downscalingを 有効にし、メモリを増やし、そしてIntelSSDまで投入したこのPCだが、 やっぱり遅いものは遅い。 CPUがAtomという時点で、性能の限界があったのは分かっていたが・・・ さすがにもたつきが多すぎる。

そして、テレビ用PCのSH67H3。問題はこれの稼働率がめちゃくちゃ低いってこと。 7月の間でも、自分で起動したのはメンテの2回だけw 40,000円投資して、この稼働率の低さ。 こんなところに投資するんだったら、叙々苑で飯食ったりした方が良い金の使い方 だった気がするww そんなことを考えているうちに、私は 「思いきって全部のPCを入れ替えればいいんじゃね?」ということを思いついた。

昨日、東京の家に戻ってきた。 実家で使っていたDellのLatitude E6400を、SH67H3の代わりに導入した。 そして、AOA150-Bbは、XPに戻して、売却することを決定。

会計上、上の処理を行うとだいたい20,000円の損失が出ることになる。 でも、将来的に見て、減価償却が減るので、この損失は埋められると判断。 さらに、AOA150の売却収入も見込めるので、むしろキャッシュフロー的には 良い判断と考えた。

DellのLatitude E6400。仕様はこちらのページを参考にしてもらいたいが、 かなり高速だ。もともと企業ユースのPCなので、GPUNvidiaQuadro NVS 160M を積んで描写性能がIntelチップセット統合型より高速化されていたりする。 HDDも、2.5インチながら高速で、起動してデスクトップに行くまでに50秒もかからないのだ。

でも、稼働率の向上が眼中にあった私は、SH67H3に搭載しているOCZのSSDを このPCに入れ替えたら資産を有効的に使えるようになるんじゃね?って思った。

そこで、SH67H3を分解してHDDだけにして、取ったSSDをLatitudeに取り付けて、 リカバリをしてシステムをきれいにすることに。さて、毎度おなじみ 分解。って言いたいところだったが、ヒートシンクのほこり取り&グリス交換 に夢中になってて、その流れでSSDに変えてしまっていたので、BIOSの設定 から入ることにする。 (写真撮り忘れました←これ何度目だろうか m(u_u)m)

DellのPCなので、分解の仕方は公式のページにも載っているので、 それを参照した方が分かりやすいだろう。 (PDFなので、スマートフォン等の環境の方はご注意)

BIOSの設定だが、このPC、BIOSに入るのに起動時のDELLのスクリーンのときに F12を連打してブートオプションから入らなければいけないというちょっと面倒 な仕様になっているようだ。 BIOSは、GUIに対応しているので、マウスも動作する。 確認するところは、これまでにBIOSをいじっていない限りSATAの動作モードだけだ。

左ペインの、System Configurationを開き、SATA Operationをクリック。 右側がAHCI or IRRTになっているかどうかをチェックする。 本当はAHCIがいいらしいが、IRRTでもAHCIでもあまり速度は変わらない という情報もあるので、私はそのままにした。

<IRRTとは> IRRT:Intel Rapid Recover Technology IRRTは、IRST(Intel Rapid Storage Technology)と呼ばれるインテルの ストレージ高速化技術の中の機能の1つで、専用ソフトウェアを使うことで 簡単にRAID1を組める機能のことを指す。また、RAID1なので、もし何らかの 理由で片方のストレージが破損しても、復旧できる機能も持ち合わせている。 従って、RAID1を組むためには、2つ以上のストレージが必要となる。

ただ、良く考えてほしい。このPCはノートPCだ。確かに、このPCはDVDドライブ の部分をHDDなどに変えられるが、それはDVDドライブを使わない人か、 使われては困るという特殊な環境にいる人しか使えない技だ。 企業ユースなので、こういうことになっているが、個人で使う分にはIRRTはあまり 関係ないだろう。

話を元に戻そう。 BIOSが終わったら、EXITをクリック。再起動するので、またF12を連打。 起動が一時停止するので、Windows7が入ったディスクを入れて、 CD/DVDドライブが反転された(選択された)状態でEnter。

言語を選択し、インストール開始。インストール方法は、新規を選択。 SSDを未フォーマットのまま接続したので、SH67H3のときにセットアップした Windows7が残っている。 このままでは、容量不足でインストールが続行できないので、新規にしないと まずいことになる。 ドライブはSSDを選択して、フォーマットした。これでインストール。

インストールが完了し、デスクトップが現れる。 OSのディスクを取り出し、添付されているドライバディスクに入れ替え。 すると、DELLのドライバインストール用のプログラムが立ち上がって、 自動的に必要な物を見つけてくれる?ような感じがするのだが、 不要な物までインストールされる気がしたので、デバイスマネージャで 確認することに。

不足しているのは、「Broadcom USH」というドライバだけだ。 このドライバは、スマートカードリーダーとかの、セキュリティシステムを 動かすためのドライバのようだ。

普通、Windowsを入れただけだと、ほとんどのドライバが入っていない状況な はずなんだが、セットアップ時に無線LANをつないでいたせいか、はたまたこの DELLのドライバディスクのおかげなのか、1つだけという結果になった。

このドライバについて調べていると、どうやら Dell ControlPoint Security Device Driver Dell ControlPoint Security Manager Application の2つのドライバをインストールする必要があるらしい。 探していると、同じドライバでバージョンが違うものが2つそれぞれあったので、 新しいほうをインストール。

インストール完了後、デバイスマネージャを見ると、見事にすっきり。 再起動すると、解像度も適正になった。 自分の知らないところで自動化されてるとちょっと怖い気もする。

WindowsUpdateや、Officeなどの必要なソフトウェアを入れ、 システムも安定してきたので、恒例のエクインをやってみることに。 結果がこちら。

プロセッサ 5.6 メモリ 5.8 グラフィックス 3.4 ゲーム用グラフィックス 4.8 プライマリハードディスク 7.1 という結果に。やはりSSDの効果あり。

続いて、CrystalDiskMark 設定は1,000MBに調整。

4Kの伸びが悪い気がする。他の人の結果見てると、4KReadで20MB/s程度 出ているので、ちょっと検索してみることに。すると、アライメントが崩れている 可能性があるという情報を入手。早速調査へ。

スタート→ファイル名を指定して実行をクリック。 msinfo32 と入力し、Enter。システム情報が立ち上がるので、コンポーネント→ 記憶域→ディスクと進み、右ペインのパーティション開始オフセットを確認する。 私の場合、Windows7SSD1台しか積んでいなくて、さらにパーティション分割 をしていないので、適正値は1,048,576バイトとなる。 確認すると、適正値と合致しているので、4Kの遅さはこれじゃないようだ。 まあ、PCを使うときにそんなに影響のある範囲でもないので、無視することにする。

続いて、CrystalMark2004R3

まあ、参考程度に。

起動時間を計測すると、30秒でデスクトップまでいけるようになった。 さらに、動いているのはファンだけなので、掃除とグリス交換の効果もあってか 静粛性も向上している。

設定が完了し、一段落したところ。

これから、AOA150の後継として使っていくことにする。

編集後記 Broadcom USHをインストールした後、Windowsが結構重くなった。 スマートカードリーダーを使う機会はないので、コントロールパネルから、 Dell ControlPoint Security Manager Applicationを削除し、さらに、 デバイスドライバスマートカードリーダーを無効にした。