速度は4倍、起動は半分。
残念ながら、Apple製品の話じゃない。
9月3日。メインマシンをアップグレードした。
やったことは3つ。
・SSD増設
・メモリ増設
・64bitOS化
これだけだ。
これから、アップグレードの流れとか、ベンチマークとかの結果を書いていくが、
ここに、アップグレード前のメインマシンのスペックを書いておくことにする。
CPU : Core i7 2600K
クーラー: ETS-T40-TB
M/B : TZ68A+
メモリ : UMAX DDR3-10600 8GB(4GB×2)
Windowsでの認識は2.99GB
グラボ : Radeon HD6850 Toxic Edition
HDD : ST31000524AS
光学 : ASUS DRW-24B5ST
電源 : KRPW-PT750W/92+
OS : Windows7 Professional SP1 32Bit
(BIOSのSATA Mode : IDE)
ざっと、こんなところか。
今回は、ベンチマークに、CrystalMark2004R3、CrystalDiskMark、
Experience Index、FF14 Bench、起動時間 の5種類を用いることにする。
起動時間は、電源ON~デスクトップ表示までと、電源ON~ガジェット表示完了
までの2種類とする。
このスペックでのベンチの結果は以下の通り。
Crystalmark
Crystaldiskmark
Experienceindex
FF14の結果は5267。
起動時間 電源ON~デスクトップ 48秒
~ガジェット表示 1分45秒
という結果に。
エクスペリエンスインデックスは、HDDが足を引っ張っているのが如実に
現れていますね。
さて、バックアップも終わり、いよいよ分解開始。
左右のパネルを開いた状態。
M/B部分。
何度見てもCPUクーラーがでかいってことしか思いつきませんね。
リテールの数倍冷えるので、ありがたいのですけど、もうちょっとスマート
になってほしいですねww
ケーブルをはずして、グラボ、CPUクーラーをはずした状態に。
グリスがなくなりかけてましたね。危なかった。
とりあえず、CPUとCPUクーラーについているグリスをふき取っておきます。
CPUクーラーとグラボは、エアダスターでほこりをとっておきます。
HDDは、ほこりをふき取っておきます。
次に、メモリの取り付け。
今まで付いていたメモリに加え、別途購入した同じUMAXのメモリ、
計4枚を取り付け、16GBとすることに。
同じ容量、同じメーカーの同じ性能のメモリが4本。
どうせなら8GB×2にしろよって思った方もいると思うが、
このほうがコストが抑えられるので。
減価償却費を抑えないと利益が出なくなるので、仕方ない選択です。
メモリをM/Bに取り付け。
このM/Bの場合、赤色と白色それぞれに同じメモリを取り付けると
デュアルチャネルになるらしい。
同じものなんだから、どう取り付けたって問題ないだろうと思っていたが、
なんか古いやつと新しいやつでメモリの製造番号が妙に違うので、
一応色別に合わせておきました。
お気づきの方もいるだろうが、CPUクーラーのファンを先に取り付けてしまうと、
メモリスロットのいちばん左のスロットにメモリが挿せないので、
メモリ取り付けを優先しました。
グリスを塗って、CPUクーラーを取り付け。
ファンを取り付けて、CPUクーラーのコネクタに接続。
グラボを取り付け。
さて、いよいよ真打。SSDのご登場。
Phantomの場合、2.5インチのHDDやSSDは、3.5インチの製品を取り付ける
プラスチックのベイに空いている穴に取り付けるらしい。
ただし、ねじなどはついていないので、今回はSH67H3の制作の時に購入した
ねじセットについていたM3ねじを使うことに。
これでSSDの取り付けが完了。
SSDを、SATA3対応のSATAケーブルを使ってM/BのSATA3ポート1に接続。
HDDを、SATA3対応のSATAケーブルを使ってM/BのSATA3ポート2に接続。
光学ドライブを、SATA2ポートに、ケースからのSATAケーブルを、SATA2ポート
に接続する。
電源配線とかをやって、こんな感じに。
ケーブル整理は後に回します(^▽^;)
ケースを閉じて、ディスプレイなどの接続を行い、スイッチオン。
BIOSを起動して、SATA ModeをIDEから、AHCIに変更します。
この方が、SSDは高速化できるので。
BIOSの設定を保存し、DVDドライブにWindows7のディスクを挿入して、
DVDより起動。
Windows7のインストール開始。
HDDに元のOSが入ったままでSSDにインストールすることになるので、
念のため、HDDのパーティションは全部削除することに。
SSDにパーティションを作成し、インストール。
かなり速い。15分とかからなかった。
そこから、ドライバやWindowsUpdate、作業環境の回復をして、
ようやく安定してきた。
さて、ベンチマークだ。
とりあえず、スペックをもう一回書いておこう。
CPU : Core i7 2600K
クーラー: ETS-T40-TB
M/B : TZ68A+
メモリ : UMAX DDR3-10600 16GB(4GB×4)
Windowsでの認識は16GB
グラボ : Radeon HD6850 Toxic Edition
SSD : SSDSC2CW120A3
HDD : ST31000524AS
光学 : ASUS DRW-24B5ST
電源 : KRPW-PT750W/92+
OS : Windows7 Professional SP1 64Bit
(BIOSのSATA Mode : AHCI)
まず、Crystalmark
まあ、参考程度に。
CrystalDiskMark
思わず笑ってしまったwww
シーケンシャルリードがHDDのと
き121.5MB/sだったので、
読み込み速度が3.7倍ってことになるwほぼ4倍ww
どおりで速いわけだ。
Experienceindex
とうとう7.9の上限値に行ってしまいました。
メモリが増やしたのに変わってなくてちょっと残念。
今度は、プロセッサとメモリが足を引っ張っているという状況みたいですね。
FF14
5474
まあ、グラボをもうちょっといいやつにすれば、もっといいスコア出るでしょうね。
起動時間
電源ON~デスクトップまで 21秒
ガジェット表示まで 25秒
「速い。」って言葉しか出ない。
HDDの時(48秒)の半分の時間で起動できることが判明。
これは「今すぐ使いたい!」ってときには重宝しそうです。
速すぎるみたいで、起動時に「Windowsを起動しています」って表示される
Windowsロゴが、完成せずに起動してしまう状態になってしまいました・・・
うれしいような、ロゴが拝めずに悲しいような微妙な気分ですねw
今回は、64bit化と、メモリ増設、SSD増設の3つを同時にやったので、
相乗効果があったのかもしれません。
努力の甲斐がありましたヾ(@°▽°@)ノ
ここからはご報告
あとがき①
エクスペリエンスインデックスが、プロセッサとメモリが足を引っ張る状況に
なりました。私はこれを、「オーバークロックしろ」っていう暗示だと受け取ったので、
今後は、OCを繰り返して行きたいと思います。
2600Kは、定格3.4GHzで動いているので、目標は4GHzとしたいと思います。
あとがき②
本当は、今年中にHaswellに乗り換える予定で、その時に全部新規で作り直す
つもりだったのですが、それを中止しました。
IntelのCPUは、第2世代(Sandy Bridge)以降はGPUの進化が目立っていて、
CPU単体の性能があまり向上していない状況にあります。
デスクトップPCの需要は年々減少しているし、最近はタブレットやUltrabookなど、
薄くてそこそこの性能のものが売れているので、CPU性能を上げるという
流れがあまりないのかもしれません。
こういうことを書くと、クルマが昔は「走る楽しさとか歓び」とかを追求していたのに、
今は「燃費がいいとか、リッター○○kmも走れる」という点だけに注目していて、
あまり面白くなくなっているのを思い出しますね。
クルマは所詮移動手段の1つでしかないって思う方が増えたんでしょうかね・・・
そもそも免許持ってる人も減ってますし。
話が脱線しました。元に戻します。
また、第3世代(Ivy Bridge)、第4世代(Haswell)ともに、ダブルグリスバーガー
の問題は抱えており、TDPが下がって発熱量が下がっているとしても、
フラグシップのCPUとしてはちょっと不安が残ります。
値段を上げてもいいから、はんだを使った方式に戻してくれると
いいんですけどね。
まあもちろん、新規でやると大きな固定資産投資になるので、減価償却費が増え、
利益を圧迫するなどの会計的な問題もあります。
したがって、今回のような方法をとりました。
あとがき③
タイトルは、iPhone3Gが出た時のキャッチコピー「速度は2倍、価格は半分」
になぞらえたものです。ちょうどジョブズについて調べていたので、記事
タイトルの参考にさせて頂きました。