ユーザープロファイルとの格闘 その1
Windows8 RTM版を使用して、約3週間が経ちました。
解像度やアプリが出そろっているかなど、さまざまなことを
考えた結果、買うことに決定しました。
今月までの限定で、3,300円で買えますよ。
製品版を購入し、RTM版から入れ替えようと思ったときに、
初期状態に戻すためのリカバリディスクを作成するのを忘れて
いたことに気づきました。そこで急遽、リカバリディスクを
作成することに。
turibori.netさんのページを参考にしながら(リンクフリーかどうか
が不明なのでURLは載せません)、
各種ソフトウェアをWindows8上で実行してみました。
動きませんね。対応していないOSだとエラーが出て、立ち上がりません。
ということは、リカバリディスクを作成するためには、いったん
XPに戻さなければならないということになるようです。
半ばあきらめかけましたが、このPCを売却する予定が
あると思いましたので、戻す作業を実施しました。
簡単に戻せるのかと思ってましたが、
http://technet.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/hh699156.aspx
を見ると、ライセンス認証とご使用に関するガイドラインの
一番下に、評価後は、クリーンインストールが必要って書いて
あるのを発見し、撃沈。
結局、XPの時のシステムファイルを保存しているoldフォルダを
使って復旧することにしました。
今回の作業は、このようになります。
①Windows.oldフォルダを使用して、OSをXPに戻す
②リカバリディスクを作成する
③Windows8 製品版をインストールする。
必要なモノは、
・Windows.oldフォルダ(これがないと無理です)
・Windows8 RTMが入ったディスク
・DVDドライブ
・USB-SATA変換ケーブル
・空のDVD-Rディスク1枚(リカバリディスク作成時に必要)
当たり前ですが自己責任です。
レジストリや、システムが正常に動作するためのファイルをいじるので、
作業にはくれぐれもご注意ください。
ディスクのパーティションなどを変更している人は、標準状態に
もどしてから行うのがベターだと思います。あと、空き容量に
注意してください。Windows.oldフォルダの容量がドライブの
空き容量以下であればエラーは出ないはずです。
要は、Windows.oldフォルダの容量 < ドライブの空き領域の容量
かどうかってことです。
1.DVDドライブにRTM版のディスクをセットし、再起動します。
2.コンピュータの起動時に、F12を押して、DVDドライブから起動
するようにします。
3.言語などを確認して、次へ
4.左下にある、コンピューターを修復するをクリック
5.トラブルシューティング、詳細オプション、コマンドプロンプト
の順にクリックすると、コマンド画面が表示されます。
6.まず、現在のcドライブ直下にある、windows8のシステムファイルを、
win8というフォルダに移動させます。
注意:指定されたファイルが見つかりませんというエラーは
特に気にする必要性はないです。
コマンドは1行ずつ入力します。
①カレントフォルダをC:ドライブに移ります。
C:
②win8フォルダを作成します。
Md win8
③Windows8システム関連フォルダを移動します。
Move Windows win8\Windows
Move "Program Files" "win8\Program Files"
Move "Program Files (x86)" "win8\Program Files (x86)"
Move Users win8\Users
Attrib -h -s -r ProgramData
Move ProgramData win8\ProgramData
④Windows.oldフォルダにあるXPのシステムファイルを移動します。
move /y c:\Windows.old\Windows c:\
move /y "c:\Windows.old\Program Files" c:\
move /y c:\Windows.old\Users c:\
move /y c:\Windows.old\ProgramData c:\
move /y "c:\Windows.old\Documents and Settings" c:\
⑤ブートセクタ(パソコンを起動するときにブートローダによって
読み込まれる領域の1つ、これが正常でないと起動しない)
を、WindowsXPで使用されている形式に復元します。
DVDドライブのドライブレター(私の場合はE:)を先頭に、
以下のコマンドを入れます。
E:\boot\bootsect /nt52 c:\
⑥コンピュータの起動に関する設定を格納しているboot.iniを
復元します。
Attrib -h -s -r boot.ini saved
copy boot.ini.saved boot.ini
⑦コマンドの入力は以上で完了ですので、
exit
と入力し、再起動させます。
これで、とりあえずXPにもどりました。
ここからが格闘の始まりでした。
赤字にしたコマンドで、「アクセスが拒否されました」と出た場合は、要注意です。
長いので、ここで区切ります。
その2をご覧ください。