無知という恐怖
久しぶりに雑記を更新する気になったので。
先月の終わりごろに、大学の友達と昼飯を食べに行った。
もちろん、「食べ歩きマップ」を作るためだが。
そのなかで、
「お前はよくバイトしなくてもいい生活ができていいよなー」と言われた。
即座に、「意味がないからね。」と答えた。
確かに、親からの仕送りだって十分にあるし、別な事業で収益を上げているから、
いい生活水準を保つことはできる。それに、会計制度があって、取引データを
とっているんだから、資産を殖やそうという気持ちになる。もちろんバイトをしたら
収益は今以上に上がるだろう。収益は軽く200万を超えていくはずだ。
ただ最近、このままバイトしなくていいのか?という疑問を持つようになった。
私は今まで19年間生きてきて、一度もバイトというものをしたことがない。
短期バイトも含めてだ。それまで資金的な問題が発生しなかったこと、
バイトをすることに価値を見いだせなかったのが主な理由だ。
俺: 「これで大丈夫かな?」
友達: 「バイトしなくて?」と。
俺: 「うん」
友達: 「別にいいんじゃないか?必要なわけじゃないし、ていうかお前が
バイトしている姿が想像できない。文句言ってそうww」
俺: 「それはあるな、絶対上とモメるな」
友達: 「金の問題もないし、必要もないだろ?」
俺: 「そうじゃない、社会経験的な意味でバイトしないのはどうなのか。
これから就職とかする時に、なんかまずい気がするんだよね」
友達: 「そんなこと気にするのかな?てかなんかやりたい業種あるの?」
俺: 「特にあるわけではないが、接客以外ならいけそうw」
友達: 「バイトで接客以外って難しいよな」
俺: 「そうだよな・・・俺がやりたいのは、「俺だからこうなった」って
なるようなことがいいんだよ、「誰がやっても同じ」っているのじゃないものがやりたい」
友達: 「例えば?」
俺: 「まぁバイトではなさそうだけど、プログラミングとか」
友達: 「ないなそれは、それだったらもうやってるじゃん。バイトに
こだわらなくてもよくないか?」
俺: 「知らないのが怖いんだよ」
友達: 「?」
俺: 「高校の頃から友達とかからバイトの話とかを聞くけど、俺はそれを
知らないわけだ。大学に入ってからは尚更そう思う。まわりが知っている
ことを、俺は知らないっていう状況がそこに出来上がってしまうだろ?」
友達: 「あーなるほど、ほんとお前らしいわ。バイトしたい理由が分かった」
俺: 「「無知の罪」とまでは言わないが、物事を知らないことに対して恐怖が俺の中で
生まれているんだ。バイトもその一つだ」
友達: 「そんなこと考えてたのかー。俺はそんなこと全然考えなかったなw
まあでも、一回なにかしらのバイトを経験すればそれは消えるはずだよ」
俺: 「なるほど。春休み中暇があったら、手を出してみるのもいいかもな
気が向いたらだけど。」
バイトを知ったところで何になるのかは別として、まずそれを知らないって
ことが、私にとっては恐怖(一種の罪悪感)なんだと思っている。
高校の頃から、「俺は人の下で働くのが嫌なんだ」と数多く言ってきたが、
それは「人の下で働いたことがない、バイトをしたことがない」から
言えることなのかもしれない。
(一人称が私と俺が混合しているのに気づいた。)