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Valore ION 330 ラストレビュー

最近忙しくて、いつの間にか10日ぶりの更新となってしまいました。
今日は、テレビ用につないであるValorePCの性能的なレビューを書こうと
思います。

特に、今回は、SSDとHDDの両方で計測してどのくらいの差が出るかということに
着眼することにする。

まず、基本仕様は、以下の通り。
・本体   Valore ION330HT/BB
・CPU   Intel Atom 330 (2コア)
・メモリ  DDR2 SO-DIMM PC2-6400 4GB(2GB×2 デュアルチャネル構成)
光学ドライブ  スリム型DVDスーパーマルチドライブ(SATA接続)
・グラフィックス  NVIDIA ION Graphics
・電源  65W/19V ACアダプタ
・OS  Windows8 試用版
ベンチマークソフト CrystalMark2004R3

ここに、SSDもしくはHDDが入る。
①HDDによるベンチマーク
使用したHDD  MK8032GSX 東芝製 
容量 80GB
接続 SATA
回転数 5400rpm
キャッシュ 8MB
ディスク枚数 2枚
シークタイム 12ms

HDDで接続し、ベンチマークを実行した結果がこちら。


SSDによるベンチマーク
使用したSSD OCZSSD2-1VTXPL60G OCZ製
容量 60GB
接続 SATA
キャッシュ 64MB
方式 MLC

SSDで接続し、ベンチマークをした結果がこちら。


体感的にも、SSDとHDDで速度差があるように、(←当たり前)
ベンチマークによる測定でも、歴然とした差が見て取れる。
HDDだけでなく、他の区分の測定結果も、SSDとHDDで差が出ている。

2つの結果値をグラフにまとめてみた。

(項目列の、”STORAGE”は、HDDとSSDの結果表における”HDD”と同義です。)
HDD時の合計値は37,810。SSDの時の合計値は56,545。
差を求めると、18,735となる。やはりSSDの恩恵は大きい。


全部の増加値とSSD交換による増加値に剥離が生じているが、
CrystalMark自体、WindowsXPぐらいまででしか当てにならないとの
情報もあるので、これ以上詮索するのはやめようと思う。




さて、このValorePCを導入して、約3か月が経った。
入れているWindows8の試用版のライセンス期限も昨日で終わり、
延長手続きを行った。

テレビ用、来客者用、そしてSSDファームウェアアップデートの実験台として、
ここまで頑張ってくれたこのPCだが、題名に「ラスト」と書いたように、
そろそろ見納めのころが来たようだ。
理由はやっぱり、通常処理が遅いことだ。グラフィックが活躍する場では、
IONが出てきて、そこそこのグラフィック性能を発揮してくれるのだが、
そうでないときに、Atomのもっさりとした感じが出てしまうのだ。
さらに、モリーリマップ機能がBIOSにないため、4GB以上のメモリを搭載して、
64BitOSを導入しても、認識されるのは3.25GB
と、32Bitの上限認識メモリと
同じ量になってしまうのだ。この点はとても大きな痛手だった。

そんなこんなで、新しいテレビ用PCを組み立てることにした。ただ、今回は、
2つの目的を持つ。
まず、東京で一人暮らしをしている際には、テレビ用PCとして。
水戸に戻って、実家にいる際には、その時のメインPCとして。
この2つの機能をあわせ持つ、ミドル~ハイスペックのコンパクトPCを
組み立てることで、PCの稼働率の向上を目指すことにする。


近々、組み立ての完了と、環境調整が完了する予定なので、
その時に新テレビPCとしてレビューをしたい。