ライトブログ

どれかキーを押すと,続行します.

35日ぶりの起動

最近コンピュータ系の記事しか書いてないなww
もともとそういうブログだからいいのかもしれないけど・・・

ちょっと前の記事、「ブルースクリーン七変化」でメモリがエラーだらけの状況が
発覚したSOTEC E701A7B。代役として、SH67H3を置いてきたが、
15日に水戸に戻ってきたので、修理することに。

毎度お決まりの通り、以下は流れを書いていくことにする。

まず、バックパネルをあける。

あけると、こんな感じに。

メモリがない。そう思った。もしかして、この金属板の下かと思って、それを
外すと、メモリの姿がちらっと見えた。
だが、メモリはCPUファンを取り外さないととれない場所にあることが分かった。
さらに、ヒートシンクとCPUファンが一体となっている。
すなわち、メモリを交換するためには、CPUファンとヒートシンクを外さなければならない。
ということは、グリスを塗りなおさなければならない。
ってことになる。

誰得だよこの設計。
メモリ交換さえも楽にできないとか、Acerと同レベルじゃないか。

そんなことを考えているうちに、ふと思った。CPUファンらしきものがなぜか2つ
あることに。取り外すと・・・あれ?

なんだこれは。
なんで2つファンが付いているんだ。
取り外した後のM/Bを見ても、謎は深まる。

右上がCPU、手前にNvidiaチップセット、左上は・・・なんもない。

気になって、ヒートシンクを裏返してみると。

手前がCPUに接する部分、中央右がNvidiaチップセットに接する部分、
中央左は・・・なんかシールが貼ってあるだけ。
最初はこのシールがCPUグリスの代わりのシートだと思っていたが、
M/B側に何もない以上、役に立ってる感が全くない。
これを考えても無駄な気がしたので、ここで止めておくことにする。

さて、写真を見てわかるとおり、グリスが残っている。しかも、
もう固まっていてグリスとしての役割はほぼない。
これを除去しようと、ウエットティッシュで拭いていたが、
これが全く取れない。粘土のように固まっているのである。

しばらく考えて、ドライヤーで温めながらマイナスドライバーでグリスをひきはがす
という荒技に落ち着いた。
CPUとNvidiaチップセットにも、この固まったグリスがついていたが、こちらは
ウエットティッシュも、マイナスドライバーも使えないので、つまようじで
何とかふき取った。

グリスをはがすのにこんなに時間がかかったのは久々だ。
ふつう、どんなに固まっていてもティッシュでとれるのに。

さて、今回の目玉である、メモリ交換に入ろう。
古いメモリを取り外す。

新しいメモリ IODATA製のものが一番安かったので。

M/Bへ取り付け。

メモリの装着は完了。
ヒートシンクの汚れを取り、きれいにした状態に。

ここまでくれば、後は元に戻すだけなので、作業は楽になる。
グリスを塗る。
今回は、ちょっと高いけどシルバーグリスを使うことに。
ふつうのグリスより熱伝導率がよろしいらしい。

ボトルが注射器なのは出しやすいかららしい。
正直、個人的にはチューブでも全く変わらないがw

グリスを塗り、ヒートシンクを戻す。

ほんとに誰得なんだろう。なんでこんな取り外しにくい設計なんだか。

すべてを戻して、起動。
ふつうにWindowsが起動するかと思ったら、スタートアップ修復が起動していた。
Windows7のスタートアップ修復は、自動で修復をしてくれる結構頼もしいツール
なのだが、いかんせん必要ない時まで割り込んでくるので、煩わしい。

ただ、Microsoftも学んだのか、XPぐらいまで「修復しています」と表示していたのを、
「修復しようとしています」と表示するのだ。

個人的に、「修復しています」で失敗すると、「使えねぇな」って思うけど、

「修復しようとしています」で失敗すると、「ああ努力はしたんだな」って
思うのである。
ちょっと言い方を変えるだけで、相手に与える心象が
変わるもんだなってこの画面を見るといつも思う。


話が脱線してしまった。もとにもどそう。
案の定、スタートアップ修復は失敗した。最初から期待してなかったし、
そもそもメモリのエラーなんだから、システムファイルに異常があるわけでは
ないので、失敗も何もない。

再起動して、普通に起動させるようにした。
すると、35日ぶりにデスクトップを拝むことができた。

よかった。これでやっとSH67H3が自分に返ってくる。
ノートンのアップデート、ウイルスチェック、WindowsUpdateを行って、
16日に、代替で置いていたSH67H3を片付け、E701A7Bを戻した。

これで、サーバー機としても復活を遂げ、通常運用にもどった。
しかも、もともと2GBだったのを4GBに上げたので、性能も良くなっている。
これから数年間は頑張ってほしいところ。


あとがき
たぶん、原因はCPU付近のホコリがたまったことによる排熱不足が原因だろう。
確かに、壊れる以前、CPU温度が起動1時間後で70~80℃を行き来するという
状態で、「やばいかな?」とは思っていたが、メモリに飛び火するとは思わなかった。
まあ、これからはちゃんとメンテしようって思いましたね
φ(.. )