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資本投下

9月に東京に戻ってきて、決算情報を整理していた時のこと。

私の決算書の中に、財務諸表分析表があるのだが、その中の
投下資本純利益率」にふと目が行った。
利益額が、持ってる資本に対してどのくらいの割合を示しているかを測るときに
用いる。要は、効率がいいか悪いかってこと。
私の会計上の数字では、大学生になってからは15%ぐらいになっている。

書類整理が終わってから、なんとなく、「資本を投下して回収する」ってことをずっと考えていた。
会社は、資本(金)を受け、それをどこに投下するか(商品とかサービス、給料、経費)
を考え、決断をして、行動することでスタート
する。
思考→決断→資本投下→利得の発生→思考→決断→新たな資本投下・・・
というようなループに入っていく。
その考え方が、なぜか人に派生して、人も決断をして、そのあとに行動する
のかなってことを思った。

つまり、
自分が持っている資本(体、考え方)をもとに、自分の身の回りで起きる
様々なイベントに対して決断し、行動する。

その行動はすべて、まず自分の資本を投下しなければならないってことになる。

ちょっと不可解な事を書いている気がするので、例をあげてみよう。
たとえば、ミートソーススパゲティが食べたいって思った時。
ここでは、「ミートソーススパゲティを食べる」ということが目的になる。
イベント名は、「ミートソースイベント」という名前でもつけておこう。

①自分の頭の中で、「ミートソースイベント」が発生する。
②さらに、ミートソーススパゲティを食べるためにはどのような行動が必要なのかを考える。
 (スパゲティをゆでて自分で作るか、買ってくるか、店に食べに行くか・・・など)
③その中で決断をする。今回は、自分で作ることにしよう。
④ミートソーススパゲティを作る。
  バターや玉ねぎ、合挽き肉、トマトペースト、ケチャップなどを用い、ミートソースを作り、
  スパゲティをゆでて、皿に盛り付ける。
⑤ミートソーススパゲティを食べる

流れを別な見方でとらえてみよう。
①で、イベントの発生が起きる。
②で、ミートソーススパゲティを食べるための選択を思考する。
③で、決断を行う。
④で、決断した選択に沿って行動をする。
⑤で、イベントの目的が達成され、回収が行われる。
言いかえると、こんな感じだ。
そして、もっとも大事なのが、④だ。
④では、自分の資本、材料資本を使って、ミートソーススパゲティを作るという
作業が行われる。すなわち、ここで、「資本投下」が発生するわけだ。


このように、自分の身の回りで起きている様々なイベントに対して何らかの
Do(行動)を起こす際には、まず「自分が動く=資本投下」をすることが
必要になってくる。

そう思うのだ。

そしてそこに、「より少ない資本投下でより多くの回収」をするっていう
考え、いわば効率主義的な考えが加わった。
もっと言いかえれば、「より少ない労働量でより多くの実利を得る」
ってことだ。

最近は、
すべては自分が行動(資本投下)を行うことで始まる。
 ただし、より少ない行動量(資本量)でより多くの実利(利益)を得る

この考え方が最近の私の思考の基礎に割り込んでいるってことだ。

あとがき
例にミートソーススパゲティを使ったのは、お昼に食べたからだ。
それだけ。