ライトブログ

どれかキーを押すと,続行します.

高性能化と小型化は両立する

案の定、夏休みなのに忙しい感じで過ごしている。
まあ、約2週間実家に帰っていて、ゆったりできたので、
また頑張っていきたいとは思う。
あと3カ月で大きな仕事が終わるので。

さて、前回か前々回で、メインPCの買い替えを~って書いた気がするが、
今回はそれをやりました。
3年ぶりのメインの入れ替えです。

去年の今頃、64bit化とメモリ増設とSSD化をしたような気がするが、
今回はすべて買い替えとしました。

前のPCのスペックは以下の通り
CPU  :  Core i7 2600K
クーラー:  ETS-T40-TB
M/B  :  TZ68A+
メモリ :  UMAX DDR3-10600 16GB(4GB×4) 
グラボ :  Sapphire  Radeon HD6850 Toxic Edition
SSD  :  SSDSC2CW120A3
HDD  :  ST31000524AS
光学  :  ASUS DRW-24B5ST
電源  :  
KRPW-PT750W/92+
OS   :  Windows7 Professional SP1 64Bit
ケース  :  ThreeHundred

エクスペリエンスインデックスは以下の通り

CINEBENCH




CrystalMark

Superπ


FF14のベンチは5,474。

とまあ、一般的にみれば超ハイスペックなPCで、何も不満ないだろ
って咎められそうなくらいだけど、4月ぐらいだろうか、やっと
ダブルグリスバーガー症候群が改善されたCPUが発売されるというニュース
が流れてきた。

世代的にも、3世代前の2600K(2011年発売)から、そろそろ最新PCに
乗り換えようと考えていたし、グラボが貧弱なので、新しくしようと思った。
CPUを買い替えるとなると、必然的にマザーボード(M/B)も取り換える
ことになる。これらを変えると、OSの再インストールになる場合が多い。
事実上、1から組むのと変わらないぐらいの手間がかかるってこと。


じゃあ全部買い替えようじゃないか。
って思ったのがきっかけ。

と、もうひとつ。
いまどきATXのミニタワーのケースをデスクに鎮座させている必要性は
あるのかという疑問
が今年の2月ぐらいからずっとあった。
今現在、私は積極的にデスクを片づけていて、ちょっと前までペン立てを
置いていたのを引き出しにしまうなど、できるだけ作業スペースがとれるような
かたちに直している。
掃除するときにこまごまとしたものがあると面倒なのも理由。

ミニタワーのケース(この場合はAntecのThreeHundred)は、
高さ46cm、奥行き46cm、幅20cmという感じなんだが、いかんせん
この大きさの物体がデスク上にあるとやっぱり目立つ。
こんな感じに。

一時期使っていたNZXTのPhantomよりは小さくはなっているが、
やっぱりでかい。PC後ろ側の掃除は億劫になってしまう。
手前に置いてあるカラーボックスから見てもでかさがわかる。

ほぼディスプレイの高さと同じだ。

Crossfireも使わないし、地デジをPCで見たりすることもないので拡張ボード
もさしてない。
このサイズのケースを利用する意味があまりないのだ。
ケースも買い替えよう。


いろいろ考えた結果、構成は以下の通りに。
CPU  :  Core i7 4790K
クーラー:  APSALUS3-120
M/B  :  GA-Z97N-WIFI
メモリ :  UMAX DDR3-10600 16GB(8GB×2) 
グラボ :  Sapphire R adeon R9 270X 2GB
SSD  :  SSDSC2CW120A3
HDD  :  ST31000524AS
光学  :  ASUS DRW-24B5ST
電源  :  
SGPT2-700P/A
OS   :  Windows7 Professional SP1 64Bit
ケース  :  Elite 130 Cube

SSD、HDD、光学、OSは前PCから流用しました。
Amazonヤフオクを駆使して、購入分のパーツの合計は95,383円
に収まりました。予算は105,000円だったので、結構得しました。
ちなみに、過去最高額の投資です
( ̄▽+ ̄*)

ケースは、CoolerMasterのElite 130 Cubeを使用。
ThreeHundredとの差は歴然。
(ペットボトルはWilkinsonの炭酸水。これとGokuriグレフルを4:6で割って
飲むとカクテルみたいでおいしい)

今回、初めて簡易水冷方式のCPUクーラーを導入しました。
空冷のほうが全損の心配がなくていいのですが、ケースが小さいので、
4790Kが発生する熱量を処理できるほどの空冷クーラーが積めません。
まあ、仕方ない選択です。

電源は、ケース内部のケーブルマネジメントを考えた結果、
ATXで600W以上で最短の奥行きの電源をということになりました。
ThreeHundredのとき使っていた玄人志向
KRPW-PT750W/92+が、
奥行き165mmで、結構でかい。
ケース自体は、180mmまでの電源が利用できるように設計はされている
みたいだが、DVDドライブを乗せる故、できるだけ小型なのが求められる。
今回のSGPT2-700P/Aは、奥行きが123mmと、めちゃくちゃコンパクト
この選択に迷いはなかったと言えるぐらい、即効で決めました。

組み立て途中の画像をあげようかと思ったのですが、
予想以上にケーブルマネジメントで苦戦したので、割愛します。
ただ、ケースの売りにもなっているケーブルマネジメントのしやすさは、
本当にその通り。
ああそこそこっていうぐらい、ケーブルがきれいに収まってくれる感じを
受けましたね。


Windows7のセットアップだとか、ドライバのインストールとかも、
もう何度やってるかわからないくらいので割愛。
(たぶん30~40回やってる気がする(仕事含め))

ベンチマークへ。
エクスペリエンスインデックス

CINEBENCH


CrystalMark

Superπ

FF14 5,660

素晴らしいぐらいの正当進化
CPUとグラボの性能向上が期待できるのは最初からわかっていたが、
CINEBENCHCrystalMarkの値がここまで向上するとは思わなかった。

特に、CPUは、定格で4.00GHzの大台になっているので、
システムのプロパティ上でも4.00GHzと表示される。
これが妙に気持ちいい。

その理由は、私が10歳ぐらいのときに見た雑誌に書いてあった記事が元
になっている。
Pentium4Prescottが発売されたころだったか、数年後にクロックは4GHzを超える
と言われていた。しかし、熱量の増加に追いつけず、CPUとCPUクーラーの
電力消費が増加したこと、パイプライン処理を深くした結果パイプラインハザード
の発生数が増加したことにより、結果として性能向上があまり見込めなかった
ことがあった。
それ以降、クロック数よりも1クロックあたりの性能を上げるようになり、
実際それは劇的な性能向上に寄与した。

約10年たった今では、プロセスルールも22nmまで縮小していて
TDPも小さくなっている。
そんな中で出てきた4コア8スレッドの定格4GHzのCPUということになる。
時代とともに自分が成長すると同時に、技術が成長しているのを実感できる
ような気がする。

システムの完全移行が何とか終わり、WindowsUpdateとかをこなし、
これから数年は使うことになるだろう。

現在はこんな感じに。

めちゃくちゃ圧迫感が減って、すっきりした印象を受ける。
幅は2cmほど増えたが、ほとんど影響はない。
高さはほぼ半分、奥行きも5cm程度短縮したので、作業スペースも
増加した。

今後は、7.8となっているメモリの交換と、CPUのOCを進めていく方針。
とりあえず、投資としては、成功だったのではと思う。