ライトブログ

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VN750/KにWindows8.1をインストールしてみる

前回の更新で書いた、NECのVN750/K。 どうせなら・・・と思って手持ちのWindows8 Proを入れ、8.1にアップグレード してみることにしました。

Windows8のディスクを入れて、PCを起動。

インストールは、既存のCドライブに、新規を選択。 「Windows.old」が作成される~という表示が出るので、そのまま 続行する。

インストールが開始される。 しばらくすると、インストールが完了する。 テーマカラーの設定や、使用許諾契約書、ネットワークの設定などを 終えると、あの画面が。

久々に8をインストールしたためか、AOAの時には解像度不足で開けなかった ストアアプリが開けたためか、ちょっと感動していた。

さてさて、デバイスマネージャーをのぞいてみると、数個のドライバが見つかって ないことが判明。 Vistaの時にバックアップしたドライバが入ったUSBメモリの中身を探させると、 インストールが完了した。 あとは、グラフィックスドライバだけ。 このPCの8用のドライバは出てないので、Vista用の ドライバをダウンロードしてインストール。

しかし、インストールするだけでは何も変わらない。 手動でドライバを当ててやる必要がある。 バイスマネージャを開いて、「ディスプレイアダプター」の項目を開く。 Windows標準のドライバが入っているので、それを選択して、 「ドライバーソフトウェアの更新」を選択。 下の「コンピューターを参照して・・・」をクリックし、Cドライブ内にインストール された「ATI」フォルダを選択して次へをクリック。 すると、ATIのドライバに置き換えられ、解像度が適正になる。 ちょっと画面がブラックアウトしたりするかもしれないが、 少し待っていれば直る。

さて、いよいよ8.1にしようと思って、ストアを のぞいてみるが、それらしき項目がない。 調査すると、WindowsUpdateをやらないと出てこないらしい。 100個近いアップデートがあって目を疑ったが、我慢するしかない。

すべてのアップデートが終わってから、再びストアを開くと、 一番最初に、こんな画面が。

やっと出てきた。すぐさまダウンロード。

有線LANで光ファイバーなのに、1時間以上かかって、 ようやくダウンロードが終わった。

インストールを実行。ここからまた時間がかかる。 しばらく放置していたら、こんな表示に。

再起動要求。 インストール中はよくあることなので、別にどうってことない。 8のインストール時と同じように、テーマの設定とかを終えると、

やっときた。8.1のダウンロードを開始したのが2時前ぐらいだったので、 1時間30分程度かかったことになります。

復活した「スタートボタンもどき」は、すぐに「Classic Shell」に置き換えました。 スタートスクリーンも飛ばすようにして、デスクトップが表示されるように設定。 この時点で眠かったので、シャットダウンして寝ることに。

数時間後、残っている設定を処理しようと、電源ボタンを押して、起動を 待っていると、いつまで経っても起動しない。画面にはマウスカーソルが あるだけ。でもHDDのアクセスランプは点滅している。

「なんだこれ?」と思いつつ、強制終了して、もう一度起動。 今度はすんなり起動。 気になったので、「シャットダウン後に起動する」という処理をやってみると、 同じ現象が再発。調べることに。 すると、Windows8より導入された、「高速スタートアップ」という機能を 無効にすると直るらしい。さっそく電源オプションをいじって先ほどの 処理をやってみる。 「なんかあった?」っていうぐらい普通に起動。

個人的メモとして、高速スタートアップと今までの起動の違いを 書いておく。

☆高速スタートアップ(ハイブリッドスリープ)☆ OSカーネルをディスクに保存し、起動時にディスクから読みだす方法。 デバイスドライバのみ初期化される。システムに接続されているデバイスの スキャンは行わない →今までの休止状態とシャットダウンのハイブリッド →構成変更時(ハードウェア・ソフトウェアレベル問わず)に問題が出る可能性あり。 →今回の環境では、シャットダウン後起動しない。

☆今までの起動(コールドブート)☆ OS・デバイスドライバの読みだしに加え、初期化がされる。 そして、システムに接続されているデバイスをすべてスキャンする。

Windowsの起動の中で、比較的時間がかかるのが、システムに接続されている デバイスのスキャンである。これは、システムにどのようなデバイスがつながれて いるのかをチェックする機能である。 Windows8では、このチェックする機能を起動時に省くことによって、 起動が高速化される。

さらに、高速スタートアップ有効時にシャットダウンをすると、 OSのカーネル部分などは、休止状態で使われるhiberfil.sysに格納される。 そして、次の起動時に格納したhiberfil.sysを読みだして、システムを 起動した形にする。

今までのWindowsでは、起動時に必要なドライバを1つ1つ読んで行ったため、 大量のファイルの読み込みを起動時にこなさなければならない。 この読み込みの差も、起動高速化に寄与している。

新しいOSが出るたびに「起動が重い」と言われ続けたWindowsだが、 8より導入された高速スタートアップは、この問題を解決することが できる機能だということになる。が、しかし。 この機能が正常に動作しないケースがある。それが今回の問題。 憶測だが、このPCに入っているデバイスドライバ、各種ハードウェアが、 Windows8のこの機能に対応していないことが問題を引き起こしているのではと 考えている。(ATIのグラフィックスドライバが起動時にフリーズするなど?) もしくは、シャットダウン時に情報が適正に格納されていないとか。 (あり得ないと思うが)一通り整備が終わって、なんとなくスパイダソリティアがやりたいと 思って、アプリをダウンロードしてやってみようと思ったが、 画面を見た瞬間に諦めた。 なんでカード斜めになってるんだこれ。 速攻でアンインストールしました。 そういえばMicrosoftのフォーラムにこれと同じような現象が起きているっていう 質問があったけど、回答になってなかったのは何だったんだろうか。 いろんな設定をやって、極力7的な環境に近づけた結果がこちら。 ぱっと見で8には見えないはず・・・ そして、4日にやっと頼んだメモリがきました。 1GB(512MB×2)から、2GB(1GB×2)への変更です。 これが付いていたメモリ。 NEC純正品です。 交換するメモリ。 Kingstonのメモリです。昔使ってたケータイに安かったこのメーカーの MicroSDカードを使ってたときに、データが消えた記憶があるので、 個人的に印象が良くないメーカーですが、安かったので。 さて、投資の効果はあったのでしょうか。 測定結果。(電源ボタン投入~デスクトップアイコン表示まで) 1GB:58.48秒 2GB:56.47秒 という結果に。 誤差といっても過言じゃないレベル。すっごい後悔してます。 結論。 Vistaに戻します。 ・8.1にしたけど、やっぱりタッチパネルじゃないと不便 ・高速スタートアップも使えない ・DVDの再生機能さえ標準で付いていないから、サードパーティ製の 再生ソフトを入れないといけない。 ・タッチパネルじゃなくても使いやすいように調整してみたけど、ここまですると 8にした意味がない。 だったら、ちょっと今より重いかもしれないけど、Vistaに戻して、 SP2まで入れてまあまあ使えるPCにするほうでもいいんじゃない? と思うようになりました。 (アプリが使えるのは確かにいいんだけど、アプリを使うためにPC使ってる わけじゃないので、私の判断基準には入りません。ゲームやりたきゃ スマフォか、ゲーム機を起動すればいいだけの話。) 手持ちの8は、いつかタッチパネルを買ったときに入れてみることにします。