ライトブログ

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0x00000124との戦い 1年1ヶ月の答え

超久しぶりにブログを書く時間ができた。 これまでの3ヶ月間、めちゃくちゃなくらいいろいろあって こっちに手が回りませんでした (過労死ラインぐらい働いていたし、大学との間でいろいろあったし)

7月もあと2日で終わりになり、大学のテストの期間ももうすぐ終わりです。 といっても私は明日の1科目で終わりなので、それが終われば・・・

  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 夏 休 み ☆ ☆   ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ということです。(また忙しいですが)

さて、3か月弱のブランクがあってブログを書くときのフィーリングとかが いまいち思い出せないのですが、終わったはずのあの研究の続編を 書こうと思います。

去年の6月29日 0x0000124でブルースクリーンが発生した問題を取り上げた。 問題が起きたPCでの調査をもとに、hal.dllとかntoskrnl.exeの問題だとか いろいろ触れた。WHEAによるエラー報告だとかいろいろあった。

3月29日 この問題が10月に実家に置いてあったPCで発症したことを 報告し、いろいろやってみてVistaに戻して直って一件落着となった。 ただ、解決法として正しいものだったかどうかは懐疑的で、 それは自分自身でも思っている。

この問題を知ってから、0x124の問題(WHEAの話)とか、コントローラーエラー の話、ひいてはKP41病の話など、Windowsに関する情報を1年かけて蓄えてきた。 7月に入って、元々の問題が起きたPC(ASX5812-A52)のエラーや、 今まで書いてきたブログを改めて読み直してみた。

KP41病については、電源設定が原因だとか、内部ハードウェアが原因だとか だけでなく、キーボードが原因だとかマウスが原因という意外な事実も知った。

そして、この間このエラーともう一度戦おうと思った。 いろんな調査をしてみたが、結論から言えば、完全勝利した。

恒例の解決までの流れの説明をしよう。

去年の6月の段階で、WHEAによってコンポーネントによる報告 プロセッサコア と書かれているログがあってCPUじゃね?っていう話は考えていた。 ただ、CPUのチェックツールなどを使って診断しても、エラーは1つも出なかったので、 他のところ(ソフトウェア要因)へ向かった。

HDDに問題があるのではと思ってチェックをするも不良セクタも0、 システムファイルに問題があると思って sfc/scannow をやっても 解決しない。

キーボードとマウスに原因があると思って、変えてみたけど解決せず。

電源が不安定なのかと思い、コンセントを変えてみるもあえなく撃沈。

ただ、この段階で、あることに気付いた。 ・去年の6月のブログでも触れたが、起動直後に発生しないということ 起動後、2時間程度使用(アイドルタイム含む)したときに発生すること ・アイドル時、高負荷時関係なく発生すること ・必ずフリーズをしてからブルースクリーンになること (電源ボタンによる強制シャットダウン以外すべての操作ができない 完全なフリーズが起きてから数十分するとブルースクリーンになる) ・この状況で起きたブルースクリーンは、システムのプロパティ内にある 起動と回復の、「自動的に再起動する」が無効になっていても再起動する ・CPUやPC内の温度や、各種電圧に異常はない

以上の5点だ。

ここまで来ると、考えられるのは、OSの再インストール、内部清掃、ハードウェア の交換だ。

本来、内部清掃、OSの再インストール、ハードウェアの交換という流れで やるのが一般的なセオリーだが、発生しているエラーがハードウェア寄りなので、 めちゃくちゃ安くなっていたCore 2 Duo E8400を購入。1,582円。

プロセッサコアって言われちゃったし、熱問題でもなさそうだし、キーボードと マウスの交換も無意味だったとなると、一度信じてCPUを買うかと思ってみたのが理由。 Windowsのフリーズの原因が、CPUがクロックを発生できなくなって 停止したことに原因があるっていうのもあるし。

内部清掃とCPU交換をやってみる。 蓋をあける。案の定、汚い。すっごく汚い。掃除する場所が逆に汚れそうなくらい。

M/Bを取り出す。

CPUファンを取り外す。

なんだこれは。 ほこりがヒートシンクの形に合わせてきれいに丸くなってる。 初めて見た。 エアダスターで何とか掃除完了。

まあ、デスクトップなのでメーカー製であってもそんなに自作と 変わらないので、写真とか説明は割愛します。

PC内部のDVDドライブのイジェクトボタンが的確に押されない問題とか、 トップパネル上部のイジェクトボタンが押されたままになってしまう問題とかが あったので、トップパネルのアクリルを削ったり、イジェクトボタンを押すところの プラスチックの板を改良するのもやってみました。 本来無償で修理の対象となっている個所なんですが、いかんせん古いものなので、 修理出すより直接直したほうが早いって思ったのでやっちゃいました。

清掃とCPU交換が終わり、電源を投入。BIOSを初期値に戻し、 Windowsを起動。E8400がインストールされるのでもう一度再起動。

さて、ここからが勝負。 とりあえず、起動後2時間待ってみる。その間、アイドルタイムと ベンチマークとかストレステストをやってみたりだとかいろいろやってみた。 記事を書いている現在(7/23 18時)では、起動時間は約4時間となっているが、 フリーズは発生していない模様。

あ、直った?直ったんじゃね?と思いつつ、作成されてなかったリカバリ ディスクを作成すると、ふつーに作り終わってしまった。 同時に、今まで押しても出てこなかったDVDドライブが出てくるようになって 感動。

ここで、天下のMSに謝っておくことにする。 「WHEA様。スルーしてすいませんでした。 ブルースクリーン並みに当てにならないと思ってたけど、御見それしました。」

0x124というどこに原因があるのかさっぱり特定できないブルースクリーン を出されてしまってから1年1カ月がたって、CPUを交換したらあっけなく直って しまった?わけなので、今度は連続稼働でつけっぱなしにしてみました。 12時間。

12時間後、普通に動いていたので、OSの再インストールを実行。 復旧後、やたらめったらHDDアクセスが多くてWindowsUpdateも ままならない状況になりましたが、何とか切り抜けた感じです。

そして、ずっと気になってたのが、64bitOSを搭載しているのにメモリが 2GBと貧弱なこと。 このPCはメモリスロットが4つあるので、空いている2つに 1GBを2枚入れて4GBにしておきました。 あんまり起動とかベンチでは効果は見られませんが。 基本的に、求められるメモリ容量の倍は積まないと Windowsは快適にならないっていうのが個人的な流儀なので。

やっと、この研究に対する正しい答えが導き出せました。 PCは10年くらい触ってきていますが、また新しい知識(無駄知識?) が増えたようです。

3月の報告は一応記事として残しておきますが、0x124エラーの方は この記事のほうが役に立つかもしれません。

0x124エラーで、イベントビューアでコンポーネントによる報告 プロセッサコア と書かれている場合は、バックアップとかをやった上で、CPUを交換する というのが、一番の近道だと思います。 それでダメだったときは、M/Bの交換となるでしょう。 メモリが問題であれば、memtestでエラーが出るでしょうし、それ以前に MEMORY_MANAGEMENTあたりでBSODになるはず。 CPU or M/Bの故障と考えるのが自然。

おわりに KP41病について 最初の記事では、KP41病について触れていたが、このKP41っていうのは、 結果であって原因ではないようです。予定されていない電源の切断 (ブレーカーが落ちたとか、フリーズでブルースクリーンになる瞬間に再起動した とか、コンセントを抜いてしまったとか) によって引き起こされ、次の起動時にログとして電源が切断されてしまいましたよー って意味で記録されるものです。 なので、原因はここではなく、他の要因ということです。 (今回の場合は、0x124によるBSOD もっといえばCPU)

ただし、原因が電源設定だとかキーボードだとか幅が広すぎるため、 便宜的にKP41が原因だと表現することもあります。 (「イベントビューアも、KP41が原因で再起動した」みたいな書き方なので、 それが広まったのかもしれません)